昨年末、米国にて肝移植をされた方の事例では検査費用を含む移植総額は35万(約2800万円)ドルでした。到着から約4ヵ月で手術が行われています。 ※待機時間は医療機関により開きがあり患者さんの症状を考慮して待機リストの順位が繰り上がる場合もございます。
円高の影響もあり以前よりは費用の負担は軽くなりましたが問題になるのは滞在費です。 行く先の都市により多少物価の違いはありますが総じて日本より高くドナーを待つ間は近隣のホテルまたはアパート(1週間契約)で待機しなければなりません。 滞在費の概算は住居費1万2千円 食費・交通・通信・日常品購入等の雑費を含めると最低でも1日当たり2万円は必要となります。 同行者を含めると住居は一緒にしても3万円は予算立しなくてはなりません。 レストランの食事はかなり高額でチップを含めると日本の5割増しと考えて下さい。 (フャーストフードは同じぐらいです) こうなると待機時間の長短が重要となってきます。事前にドナー情報を現地に確認してからお出かけください。
参考までに中国の場合は検査費を含む肝移植の総費用は1~2千万円と医療機関により大きな差があります。(滞在費は米国の3分の一程度です) 重要となるのは医療レベルですが執刀件数や実績に歴然とした違いがありこの点が不安材料となっています。渡航先の医療レベルはどの程度なのか十分確かめる必要があります。また待機時間は概ね1~2ヶ月となっています。 資金と待機時間に余裕ある方は、移植の歴史や安定感を考慮すれば米国を選択された方が無難に思います。
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