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渡航移植の進め方 2021年07月05日

先ず、お知り置きいただきたいことは・・・
私どもNPO法人が、移植治療の可否あるいは渡航の是非を判断する訳ではないということです。それは日本の医師、並びに現地移植チームの診断結果に委ねられます。

私どもの主な活動は、海外にて移植治療を望む患者様(レシピエント)の入退院手続き、資料や書類の翻訳、通訳、身の回りのお世話、それに帰国後の病院案内です。

日本の医師が移植治療を適切と認めても、最終的には現地の医師団の判断に委ねられます。従って、渡航されても病状により移植治療を否認されるケースもございます。

今日まで約10%の移植希望者が事前審査にて否認、もしくは渡航したものの手術を受けられずに帰国されました。

基礎体力の喪失や悪性腫瘍など否認理由は様々ですが、その大半は移植のタイミングを逸しておられた事が主な原因となっています。

渡航移植決定の手順と概要は以下です。。

1.最初に国内で移植の適応検査を受けていただきます。(医師を紹介します)
今日までの診療記録を持参いただき、医師はその閲覧及び問診と併せ、所見として紹介状(診療情報提供書)を作成します。その紹介状を私どもが英語もしくは中国語に翻訳して海外の医療機関へ送付し、受け入れの可否を打診いたします。

2.承諾を得られた海外医療機関へ、私どもスタッフ同行のもと渡航します。
現地でも移植の適応検査が実施(休日除き4~8日間)されます。その結果、移植治療が適切と診断されましたらドナー待機となります。

3.現在、外国人を受け入れる海外の医療機関は、日本の医師からの紹介状(診療情報提供書)の提出を条件としています。

米国以外はすべて国立病院への案内です。移植の実績や生存率は病院のHPにて、ご確認なさってください。また、国内での診断および紹介状の作成は、移植医療に精通した医師をご紹介します。

4.医療用語(英語・中国語・ロシア語)に精通したスタッフが、外科医への質疑・資料や書類翻訳・通訳・皆様の身の回りのお世話を致します。
その充実したサポート体制は、多くの渡航経験者から現地の様子も含めて話を聞くことができます。 ご希望があればお申し付けください。

*今月渡航を予定し準備を進めてきたものの、残念ながら海外医療機関による検討結果にてハイ・リスクと診断され、受け入れ不可となったケース(50代 男性)がございました。

あとがき・・
渡航移植はご想像以上に困難です。様々な審査を経て渡航への道が開かれます。

私ども公益法人(内閣府認証)は患者様の渡航治療を安全に進める事を最も重要な責務であると認識し、17年間(内閣府の認証日は2007年6月8日)取り組んで参りました。

海外にて適切な移植治療の機会を得れば、多くのレシピエントは健康を取り戻し、命が救われます。

国内にて移植の機会を得られないレシピエントを救うべく、今後も支援活動に邁進したいと存じます。

同時に、私どもの活動に賛同してくださる、数多くの医療関係者(国内外)の暖かいご支援に深く感謝いたします。

内閣府認証:法人番号10132-05-001496
特定非営利活動法人「難病患者支援の会」事務局より

令和3年7月5日



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